高知県でも第3波の影響により新型コロナウィルスの感染が拡大していましたが、最近はようやく落ちついてきたようです。
しかし、特に飲食業や旅行、宿泊関連の業界には大きな影響を与えています。医療関係の皆さまにもずっと負担をかけっぱなしの状況です。
スペイン風邪の場合には3年程度その影響があったようですから、そこから考えますと、あと1年程度は我慢しないといけないのかもしれません。
そうした中での高知県での求人状況ですが、雑誌の回収冊数から考えますとキャリアザウルス高知版を持って帰っていただく方は増えているようです。様々なメディアでも就職環境は厳しいものがあると報道されています。
この機会にと、これまで応募反響が思わしくなかった業種のクライアント様による求人広告も増え始めましたが、そう大きく応募が増えている状況ではありません。メディアで報道されているほど、今はまだ求職者の皆さまは危機感を持たれていないのかもしれません。
現在は国や県などの給付金や貸付けなどの制度資金によりまだ雇用はかろうじて守られている状況なのかもしれません。
ただし今後は、新型コロナウィルスのパンデミックをきっかけとして社会構造が大きく変わるのではないでしょうか？現在も既に、業種により業績を大きく伸ばしている業種と非常に厳しい業種とにわかれています。
こうした中、労働人口も業種の垣根を越えて大きく移動できないと大きなミスマッチが発生することになりそうです。
労働関連業界に携わるものとして何ができるのか、今後もより一層真剣に考え続けていかないといけないと感じています。
2021年2月16日公開
