人は社会性の動物であるため、組織の中での立場を考えたり、非難や批判を恐れて正直にありのままの自分自身を表現できない場合がありますね。本音と建前は社会生活の潤滑油とさえ言えると思います。
でも、周囲の空気を読みすぎるあまり、自分の気持ちを抑え込みすぎて疲れてしまっていることはありませんか?その場を取り繕うための小さな嘘にやがて自分自身も騙されてしまうことはないでしょうか?
営業としてのセールストークも少しは学んできましたが、今は、実際の現状をありのままに正直に説明することが、少し遠回りでも結局はお客様からの信頼を得られるのではないかと感じています。
求人広告におきましても、応募につながりやすい条件ばかりを記載することだけではなく、大変な面や頑張ることが必要なことも記載することが重要ではないでしょうか?
すでに今の求職者の皆さまは、良いことだけが記載されている求人広告からでも、その裏側を考えるようになっている様です。
仕事ですから、楽しいことばかりでないことは当たり前です。給与や待遇はもちろんですが、努力が必要なこと、やりがいにつながること、将来を見据えたスキルアップに繋がることなどの様々な面からその職場への応募を検討されていると思います。
まずは正直にありのままの職場環境での求人広告を作成して、その上で人が集まらない場合には、改善できる条件に関しては修正を加えていくスタンスの方が、結果としてその職場に適性があり、長く勤務してもらえる良い人材の採用につながると思うのですが、いかがでしょうか?
2020年11月3日公開